19歳〜22歳頃
大学三回生で始めたコンビニバイト。
コンビニ弁当やコンビニデザートを食べる機会が増え、アトピーは過去最悪の状態になりました。
そんな中、あることをきっかけに、私のアトピーは改善しはじめます。
食事療法
その時期一番影響が大きかったのは食事療法。
母親が私の為に刺激になるようなものは一切入れずに料理を出してくれたのです。
このような食生活を三ヶ月間続けました。
まさしく一汁三菜。
ただ、食欲も湧かず、まともにご飯が食べれない状態でした。
学校にも行かず、出かけるとしても近所の散歩や病院の往復程度。
ただただ毎日身体中から出る汁や痒みと戦う日々でした。
今考えてもゾッとするくらい、当たり前の活動が出来ず塞ぎ込んでいた時期です。
それが上のような食事を毎日続けたおかげで汁も止まり、大きな帽子で顔を隠さなくて良くなりました。
大学にも復学し、無事就職活動も再開。
悪化してから初めてまともに食べた母の手料理に、泣いたのを覚えています。
こんなにご飯っておいしいんだって心の底から思いました。
友達と遊ぶこともできなかったので、普通に都会で買い物が出来ることやカラオケに行くことも本当に楽しくて仕方なかったです。
普通の日々が当たり前にあるんじゃないんだと、気づかせてくれた時期です。
毎朝鏡の中の自分を観ては泣き叫び、死のうと考えたあの日々は本当に辛かったですが、逆に普通に生きることの喜びを教えてくれた日々として今は感謝しています。
もちろん、私の為に考えて料理を作ってくれた母にも心の底からありがとうと言いたいです。
当時使用したもの
KATE
意外ですが低価格帯のコスメ、KATEのファンデーションを愛用していました。
変に高い化粧品よりも無駄なものが配合されていないからかもしれません。
ただ、使っていたのは10年程前で化粧品の入れ替わりは激しいですから今も私の肌に合うかどうかはわからないですけどね。
あと、お肌の炎症がひどいときはさすがに使えなかったというより、自主的に使いませんでした。
オードムーゲ
今でも根強い人気のオードムーゲ。
今は普通にドラッグストアでも買えますが、以前は決まった薬局でしか買えない特別なものでした。
成分は殺菌成分がメインのシンプルなもの。
人気な商品なだけあって、決して悪い商品ではありません。ただ、私は悪化しかけていたときに使っていた為とっても沁みて辛かったんです。
傷口があると塩を塗るような感じで痛くて仕方なかったです。
軽い症状の方にはまずオードムーゲで殺菌してから保湿クリームを塗ったりすると良いのかもしれませんが、赤みなどの症状ひどい方は要注意です。
23歳〜28歳頃
無事大学も卒業して新卒で入社をしたのがドラッグストア。
なぜドラッグストアに就職したかというと、自分自身が身を以て健康の大事さを痛感したからです。
あの辛かった時期を無駄にせず、一人でも多くの人の健康をサポートしたいという気持ちからドラッグストアに就職しました。
そんな熱意を持って入社したのは良いのですが、学生生活と違って慣れない仕事にストレスが溜まっていました。
長い労働時間と立ち仕事で疲労も中々抜けずにいました。
そして新人研修のときにまたアトピーが悪化したのです。
季節の変わり目で暑くなりだす5月頃のことでした。
仕事に行っても真っ赤になった顔で辛そうにしてる私を店長は帰してくれたりと優しくしてくれたのですが、結局休みを頂く日も増えていきました。
そんな私を気遣ってくれたマネージャーが、ある健康食品と栄養剤を紹介してくれたのです。
それが”ノニジュース”と”キヨーレオピン”でした。
両方とも聞き慣れないかもしれませんね。
今はアサイーなどのスーパーフルーツが流行っていますが、”ノニ”はその先駆けとも言って良いものです。
栄養がたっぷりで、何より活性酸素を除去しデトックス作用の高い食品なんです。
これは「健康食品」なので薬事法上、効能効果があまり謳えないのですが、私自身はこのノニを飲み続けて調子が良くなりました。
また、今も続けているのが”キヨーレオピン”です。
これは医薬品なので効能効果がちゃんとあるのですが、アトピーにとって一番嬉しいのが免疫向上効果です。
実際にキヨーレオピンを飲んでいると風邪を引かなくなったというお客様は多いです。
ノニと同様に、これを飲みはじめたおかげで、アトピーがそれほど悪化せずに済んだと思っています。
大学生時代も痛感しましたが、口に入れるもので体は作られているんだなとつくづく思いました。
もちろん、保湿剤や化粧品も大事ですが、根本から変えるには内側からが一番です。
当時使用したもの
ノニ
にも書きましたが、スーパーフルーツの先駆け。
栄養素がなんと約150種類も含まれています。
栄養を満遍なく摂ることでお肌の代謝も良くなる為、アトピーの方にはおすすめです。
キヨーレオピン
熟成ニンニク主成分の滋養強壮剤。
ニンニクでも熟成の抽出エキスなので臭いが気になりません。
免疫向上や血流改善など、様々な効果があります。
アレルギー抑制と体力維持の為に今も飲み続けています。
ちなみに母親も飲んでいて、70代でも元気に働いています。
香料の入った化粧品
仕事柄、ビューティー研修ではいろんなブランドの化粧品を使わなければいけません。
実際にお化粧を落として化粧水からファンデーション、アイメイクまで使って研修をします。
その際、香料のきついものだと顔がピリピリして研修から帰ってくると少し赤くなってることがありました。
やはり香料ってお肌が弱い人には良くないんだなと痛感しました。
改善へ
28歳頃〜現在
20代後半までは季節の変わり目、特に5月〜梅雨時期になるとお肌の調子が悪くなり、以前ほどではないですが痒みがでたりしていました。
きついお薬は使わず、痒くなったら保湿をしてなんとか梅雨明けまで我慢するのが当たり前でした。
その間もキヨーレオピンを飲み続けていたのですが、今告白します。
正直キヨーレオピンも含めサプリメント類は毎日続けては飲んでいませんでした。
新入社員のときにキヨーレオピンを飲んでいた頃も毎日は飲まず、仕事場に置いてあるキヨーレオピンを飲むだけで家では全くと言って良いほど飲んでいませんでした。
だから休日の日は栄養剤もサプリメントも飲まずにいたのです。
お客様に栄養剤をご紹介するときは「毎日飲んでくださいね」と言うのに、自分は毎日飲んでいないという失態・・・。
ところがある日、スタッフがインフルエンザでバタバタと倒れた為に休みを返上して働いていたときがありました。
一週間以上丸々休みなし・・・。
なんとか自分も倒れないようにとキヨーレオピンを毎日飲んでいました。
ちょうど湿気が出だした5月の後半の頃だったんですが、疲れが溜まると悪化していたアトピーが全く悪化しなかったんです。
インフルエンザにもならず、長い拘束時間でも疲れもさほど溜まりませんでした。
そこでやっと毎日栄養剤を飲み続けることが大事なんだと気付いたんです。
新入社員のときにアトピーが回復したのは確かにキヨーレオピンやノニのおかげだと思いますが、決して完治には至りませんでした。
”治療”はできても”治癒”はできなかったのです。
それがキヨーレオピンを毎日飲むことで季節の変わり目やハードな労働にもアトピーが発症せず、やっと”治癒”に近づいたんだと気づいたのです。
20代後半になってやっと毎日キヨーレオピンを飲み始めて、全く波のない安定した生活を送ることができています。
10年前の私には全く考えられない生活です。
もし何かサプリメントなどを飲んでる方がいれば、必ず毎日続けて下さい。
一時的に元気になりたい、お肌をきれいにしたいという方はサプリメントや栄養剤をその都度飲むのは悪いことではありません。
ただ、根本から解決したい!!
と願う方は毎日飲まなければ体は生まれ変わりません。
よくお客様でも、「この前買った栄養剤、効かなかったわ」という方がいらっしゃいます。
よくよくお話を伺うと、毎日飲まずに気がついた時だけ飲んでらっしゃる方が多いんです。
食事もそうです。
大学自体に悪化した時、本当に三ヶ月間全くお肉やお菓子を口にしませんでした。
体の細胞や血液が生まれ変わることでアトピーが改善したのです。
毎日の積み重ねが未来の体を作るのだと今は肝に銘じて生活しています。
もちろん、環境の変化やストレスがたまることでたまに痒みを感じるときもあります。
元々アレルギーは誰でも持っているものなので、本当の完治はありません。
しかし、以前のようにお肌の調子の起伏に悩むこともなく、化粧品が合わないこともありません。
一番大事なのは”継続”です。
今日の自分が明日の自分を作ると思って毎日を大事に生きましょう!
現在 ーアトピーを全く気にしない生活
実は今、猫を飼っています。
高校生の頃に受けた血液検査ではハウスダストと猫のアレルギーがあると診断されました。
それ以降猫に全く触れずに生活をしてきました。
しかし、とある経緯で猫と暮らすようになったのです。
最初はまたアトピーが発症したらどうしようとハラハラでした。
確かに猫と暮らし始めた2日目くらいまではちょっとお肌がチクチクしました。
でもそれ以降は猫にチューしても頰をすりすりしても全く痒みもありません。
気をつけていることは、猫の毛がたまらないように小まめに掃除をすることです。
あとは変わらずキヨーレオピンを飲み、敏感肌に良いという化粧品を使い、食事もなるべくお惣菜は買わず自炊をすることを続けています。
また、元々東洋医学に興味があり勉強していたのですが、その関連として薬膳の勉強も始めました。薬膳は漢方と違って、より生活に密着しています。
普段から使っているお豆腐やお野菜が”お薬そのもの”だと考える薬膳は私が今まで体験したことに繋がります。
薬膳漢方の資格を取得し、今も尚勉強中です。
少しでもこの勉強がみなさまのアトピー改善に繋がれば良いなと思っていますので、またページを改めて薬膳についてもご紹介しますね。
アトピーに悩まれている皆さんへ
長々と書きましたが、あくまでも私自身の体験であり、皆様に猫を飼えるまでがんばろう・・・・と言うわけではありません。
私が合うもの合わなかったものは全て私見であり、他の方には合ったり合わなかったりと個人差は必ずあるはずです。
ただ、大学生の頃の私のように、もう何をしていいかわからないほど気力を失ってしまったり解決方法がわからないと迷っている方の道標になればと思っています。
病気は経験した人にしかわからない苦しみがあり、特にアトピーはその苦しみが軽視されがちではないかと思っています。
死ぬほどの病気ではないし、ただの肌荒れだろうと思っている方もいるのではないでしょうか。
正直痛みより痒みの方が我慢できないくらい辛い時ってありますよね。
どんな病気でもそうですが、精神的に追い込まれることで究極死ぬことまで考えてしまう。
私自身、本当に何度死のうと思ったかわかりません。
でも、今は死ななくて良かったって心の底から思っています。
私と同じように苦しんだ人に、同じく生きてて良かったと思って欲しいです。
今はそう思えなくても、いつか好きなお化粧やファッションで外を歩ける日が来ると希望を持って欲しいです。
頑張りましょう、とは言いません。
基本、アトピーの人って我慢強くて自分を押し殺す人が多いと思うんです。
元々が頑張り屋さんだから、きっと頑張りすぎて疲れちゃう人が多いのかな?とお客さんを見ていても思います。
だから気軽にいきましょう。
大事なのは”楽観”です。
いつか治るから大丈夫ーーーって思えたら、きっと治るまでの第一歩です。
長いことお読み頂いてありがとうございました。
もしどうしても聞きたいことやご意見ありましたら、お気軽にコメント下さい★
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