【実体験】私がアトピーとサヨナラするまでの長いストーリー〜前編

キヨーレオピン

このページでは私が、つらいアトピーを乗り越えたストーリーを詳細にお話したいと思います。

あくまでも私個人の経験談です。文中に登場する薬品や化粧品などの効果を証明するものでも、使用を推奨するものでもありません。

ひとつの参考として、お付き合いください。

発症〜最悪期

アトピー発症

私は生まれた時から肌が赤く、アトピー体質でした。

毎日痒い痒いと泣いていたそうです。

普通は卵や牛乳などのアレルギーが出やすい食材を幼い頃は避けると思うのですが、私の母親は気にせず食べさせていたそうで、おかげで免疫ができて今は何を食べても平気です。

生まれた時から始まったアトピーとの闘いは、その後20数年に及びます。

13歳〜18歳頃

お肌の赤みは常にありましたが、特に中学校に入ってからの思春期以降に悪化しました

痒みがひどくてよく母親に背中を掻いてと頼んでいたのを覚えています。

ただ、お医者様には通わずステロイドも塗ることはほとんどありませんでした。

お風呂上がりは乾燥する為、保湿剤は必須。

母親が小さなクリニックに勤めていたので、そこから保湿剤をもらってきたのを塗っていました。

保湿剤を塗っても元々のお肌の保水力がないので、1時間もすればまた乾燥・・・。

ボリボリと無意識に掻く私を不憫に思った母親が、優しく背中を掻いてくれていたのを覚えています。

そして朝起きてみると爪の間が血だらけ・・・。

起きるのも辛いくらいあちこちの皮膚がつっぱって痛みが走るという毎日。

たまにどこの痛みもなく起きれた日は奇跡のようでした。

皮膚の調子の波が激しかった思春期の間は気分の起伏も激しく、明らかにお肌の調子でその日の気分も変わっていました。

痒くて仕方ないときはむっつりとして無愛想な子だったと思います・・・(”へ”;)

でも痒さって人に伝わらないし、人前で掻くのも恥ずかしいから我慢してストレスたまるし、どんどん気持ちが塞がっていくんですよね。

思春期も重なって気持ちもお肌も落ちていくばかり・・・。

それでもきついお薬を使わずにいたのは、母親の薬に頼りたくないという気持ちからでした。

母親はどちらかとミーハーなタイプで、雑誌やテレビでアトピーに良いと聞いたものは片っ端から試す人です。

効いたものも効かなかったものもありますが、色んな療法を知れたので母親に感謝しています。

当時使用したもの

ヒルロイド

クリニックで頂いていた保湿剤がヒルロイドです。
ローションタイプとクリームタイプがありますが、私は広範囲に濡れるローションを好んで塗っていました。

クリームだと夏場はベトっとして気持ちが悪い感じがしたので・・・。

成分はヘパリン類似物質というものですが、今は市販でも手に入ります。

血行促進作用により出来た傷痕も薄くする効果があるので、ヤケド痕や虫刺され痕などにも効くとドラッグストアでも人気の商品となっています。 

私自身、お風呂上がりに使って乾燥が防げたので愛用していました。

何より副作用がないので安心して使えます

塩マッサージ

当時流行ってたのかな? 母親自身が好んでお風呂場で塩マッサージをしていました。

お肌にも良いということで私もたまにさせられたんですが、傷口に沁みる沁みる・・・。

「いたーーい!!!」と泣き叫ぶ私を「我慢してればアトピーマシになるから!」と言い聞かす母親・・・。

今考えればなんてひどいんだ・・・と思いますが、母親の私のアトピーを治したいという気持ちがそうさせたのですね。

もちろん恨んでなんてないですよ。痛かったですけど。

塩はミネラルなので、元々ミネラルが不足していると言われているアトピーの人にとっては、良いものではあります。

ただ、傷口がある場合は余計に悪化してしまったり、ゴシゴシ擦ることでお肌を傷つけてしまうのでアトピーの人は要注意です。

アロエ

アロエは化粧品にも配合されていたり、お肌に良さそうですよね。

確かに良いと思います。

ただ、私の場合はベランダで育てていたアロエのゼリーの部分を直に塗られた為、良い思い出はありません・・・。

昔から直に塗るのは良いと言いますが、生のアロエは雑菌もある為あまりおすすめはしません

私の場合、悪化はしませんでしたが、直にゼリーの部分を塗られることが結構ストレスでした・・・。

19歳〜22歳頃

大学に入ってからもアトピーが改善することはありませんでしたが、それまで化粧もせずにいたのがやはり人目が気になるようになり美容に気を使うようになりました。

恐る恐るファンデーションを使ってみたのですが、薄く塗る分には特に刺激もなく普通にお化粧できました。

思春期の頃に比べると起伏は少なくなり、赤みもそこまで目立つことがなくなったこともあり、ファッションの露出も増えていきました。

ちょっとしたギャル時代です(笑)

アトピーは継続中だったものの、大学生活が楽しい為ストレスもあまりなく快適な生活を送っていました。

しかし、一気に地獄に落ちることになります。

大学3回生から始めたアルバイト。それがコンビニでのバイトでした。

同年代の友達も出来てアルバイトに行くのも楽しかったです。

今は廃棄のお弁当をもらって帰ることは厳しくなっていますが、当時はまだ規制も甘く好きなだけ持って帰れました。

そうです、地獄の始まりはこのコンビニ弁当です。

家族でありがたくお弁当やデザートを食べていたのも数ヶ月・・・

どんどんアトピーが悪化して行ったのです。
当時彼氏が出来た私は、肌の荒れを隠そうと必死でした。

ステロイドを母からもらい、デートの前日に塗っては翌日の赤みを抑えるような乱用を数ヶ月ですが続けていました。それも徐々に効かなくなり、ついにはリバウンドをしてしまったのです。

身体中から汁が出て、朝になると洋服が皮膚にくっつき、それをはがすのが痛いのと情けない気持ちで毎日泣いていました。

お化粧なんて出来ず、夏場だったのですが洋服も常に長袖を来て皮膚を隠してました。

外に出ることさえ億劫で、ついには学校も休学しました。

ちょうど就職活動中だったのでそのストレスもあったのかもしれません。

まともに病院に通い出したがその頃です。

そこではステロイドを全く使わない病院で、グリセリンのような保湿剤のみを頂いていました。

正直それを塗ってもあまり変化はありませんでした・・・。

しかし、三ヶ月で嘘のようにアトピーが改善したのです。

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