風邪薬や命の母など、普段から飲むお薬にもよく配合されている生薬。
レオピンシリーズも、高価になるほど生薬が配合されています。
今では民間療法として生薬を取り入れる方も多いともいますが、生薬=漢方だと思っていませんか?
今回はわかっているようでまだまだ未知なる生薬について、詳しく解説します。
生薬について
生薬と漢方の違い
よくドラッグストアに行くと、健康食品や飲み物などに「漢方」と名が付けられたものを目にしませんか?
それらは生薬が入っているだけなので本当は漢方でないのですが、そう銘打っているのを見れば生薬=漢方と混同してしまうのは仕方ないかもしれませんね。
本来生薬とは、天然の動物や植物から得られるお薬であり、それらを決まった比率で配合したものを漢方と言います。
例えば身近にある葛根湯は、
- 葛根(かっこん)
- 大棗(たいそう)
- 麻黄(まおう)
- 甘草(かんぞう)
- 桂皮(けいひ)
- 芍薬(しゃくやく)
- 生姜(しょうきょう)
といった生薬で構成されています。
つまり、生薬はあくまでも漢方を構成するための素材なのです。
例えば高麗人参は血流改善や血圧調整などの様々な効果がありますが、あくまでも生薬であって漢方ではありません。
五性五味
生薬には五つの性質と五つの味があります。
五性
五性とは、寒・涼・平・熱・温の五つの性質のことで、体を温めたり冷やしたりといった働きのことを言います。
- 寒・・・水分を補うことで体を冷やす
- 涼・・・寒ほどではないが、体を冷やす
- 平・・・体を冷やしもせず温めもしない
- 温・・・体を活性化し、温める
- 熱・・・温よりさらない体を温める
五味
生薬のもつ味によっても、体に対する作用が変わってきます。
- 酸・・・引き締め作用によって汗や尿の出過ぎを防ぐ
- 辛・・・停滞している気と血の流れを良くする
- 苦・・・体内に溜まった余分な熱や水分を取り除く
- 甘・・・血を補い、筋肉の緊張をほぐしたり鎮痛効果がある
- 鹹(しおからい)・・・軟化作用によって便秘を防ぐ
味だけでなく、生薬には香りによって胃を元気にするという作用もあります。
とても苦い生薬もありますが、味や香りを感じながら飲むことも、効果を高める一つなんですよ。
レオピンシリーズの五性五味
レオピンファイブ・レオピンロイヤルに含まれている生薬についてまとめてみました。
五性 | 五味 | |
ニンジン | 温 | 甘・苦 |
ゴオウ | 涼 | 苦 |
ロクジョウ | 温 | 甘 |
トシシ | 平 | 苦 |
イカリソウ | 温 | 辛・甘 |
一番生薬が多く配合されているのがレオピンロイヤル。
上記の生薬が全て配合されています。
体を温める生薬もあれば、冷やす生薬も配合されていますね。
相反する効果の生薬が配合されているからといって、効果を打ち消し合っているわけではありません。
生薬は症状を無理やり改善するのではなく、正常な体に戻そうとしてくれる働きがあります。
体に熱を持っていれば冷やし、冷えていれば温めてくれる。
それぞれの生薬が補い合うことで体のバランスを整え、健康に導いてくれるのです。
これだけの生薬が配合されたレオピンロイヤルは、まさしく最高級品と言ってもいいでしょう。
少々お値段が高くはなりますが、長年のお悩みがある方は一度試されてはいかがでしょうか。
何を飲んでも体が温まらなかった私も、レオピンロイヤルを飲んで芯から温まる実感がありましたよ^^
レオピンロイヤルを
生薬にも副作用はあるの?
生薬は生姜やみかんの皮(陳皮)など身近にあるものを原材料としているものがたくさんあります。
自然なものであれば副作用はないの?と思われるかもしれませんが、そうではありません。
代表的な生薬では、風邪薬にもよく配合されている甘草(かんぞう)。
甘草の主成分はグリチルリチンであり、パブロンやエスタックなどの風邪薬やトローチなどにも含まれています。
甘草の主な効果は鼻炎やのどの痛みなどに対する抗炎症作用です。
甘味料として用いられることもあるため、普段何気なく口にしていることもあるかもしれません。
この甘草、過剰に摂取すると「偽アルドステロン症」を引き起こす可能性があります。
偽アルドステロン症とは、むくみや血圧上昇を引き起こし、重症化すると同期や嘔吐、意識消失といった症状に至ることも。
生薬は天然のものとは言え、摂取の仕方を間違えたり体質に合わない場合は副作用を引き起こす可能性があります。
心配な場合は薬剤師さんや登録販売者に相談し、用法用量を守って服用しましょう。
レオピンって漢方なの?
ゴオウやニンジンなどの生薬が入ったレオピンシリーズ。
生薬が配合されていることから、漢方なの?とお客様から聞かれることもあります。
レオピンは滋養強壮剤であって、漢方ではありません。
漢方には副作用がありますが、レオピンは副作用がほとんどありませんので、安心して飲むことができます。
また、漢方は”虚証“”実証“といった体質によっても処方が変わるのですが、レオピンは体質を気にすることなくどんな方でも飲んでいただける分、気軽に手に取れるのではないでしょうか。
生薬を理解して日常に取り入れよう!
生薬は遠いようで実は身近なお薬。
今はセルフメディケーションで自ら体を管理する時代なので、天然の生薬を取り入れる方も増えていると思います。
だからこそ、しっかり生薬というものを理解し日常に取り入れて欲しいと思っています。
レオピンを飲まれている方も、どんな生薬が含まれていてどんな効果があるのか、一度確認してみてはいかがでしょうか^^
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