予防薬って何？今は自分で治療・予防するセルフメディケーションの時代！

予防薬という言葉は聞かれたことがありますか？
風邪や胃痛といった病気の治療に使われるお薬と違って、病気の予防を目的としたお薬のことです。
自分自身で健康を管理することが大事な時代、この予防薬を取り入れることがとても大事なんです。

今回はそんな予防薬やセルフメディケーションについて詳しく説明していきます！

セルフメディケーションって？
予防薬について
1. 予防薬の必要性
2. 予防薬ってどんな種類があるの？
おすすめ予防薬

セルフメディケーションって？

セルフメディケーションについては、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関（WHO）が定義しています。

年々国民の寿命が長くなり、高齢者の医療費が増え続けていることが背景にあります。
この医療費を削減する目的も含め、今は国民自身で可能な限り治療を行い健康を維持することが求められているんです。

セルフメディケーションのメリット

セルフメディケーションを行うことによって、様々なメリットがあります。

自分自身の健康管理の習慣が身につく
医薬品の知識が身につく
軽度な場合の診療の時間・費用が省ける
医療費を削減できる

少し熱があるなというとき、病院に行ってお薬を出してもらう人もいれば、市販薬で熱を抑える方もいらっしゃるでしょう。
後者のように、今後は症状の重軽度を自身で見極め治療していくことで、通院の時間も減らせて尚且つ知識が増え、国の為にもなってくるのです。

セルフメディケーションの取り組み方

具体的に個人でどうセルフメディケーションに取り組んでいけば良いのでしょうか。
一番大事なのは、食事や運動、睡眠といった生活習慣を見直すことです。

現代の病気のほとんどが生活習慣の乱れが原因であり、実際に約3人に2人が生活習慣病で死亡しているというデータもあるくらいです。
生活習慣病は食生活の乱れや運動不足などの日頃の生活そのものが原因となる為、誰もがなる可能性があります。
また、生活習慣は意識しないと直らない為、改善にも時間がかかります。
だからこそ早めにセルフメディケーションの一環として生活習慣を見直し、改善していくことが求められるのです。

そして、乱れた生活習慣を改善する手助けとして市販薬やサプリメントを活用することも、セルフメディケーションの一つです。

セルフメディケーションの注意点

セルフメディケーションを行う際に注意してほしい点は、曖昧な判断で市販薬を使用しないことです。
例えば高熱が出て風邪かな？思っても、いつもより長引いている場合やいつも出ない症状を併発している場合など、風邪薬が適正かどうか不安な場合は自己判断で風邪薬を使用せず、必ず薬剤師や登録販売者に相談しましょう。

市販薬は副作用が少ないものではありますが、間違った使用方法だと思わぬ症状が出る場合もあります。
行きつけの薬局を作るなり、安心して相談できる薬剤師、登録販売者を見つけるのも、セルフメディケーションの一つと言えるでしょう。

予防薬について

予防薬の必要性

セルフメディケーションの一つに生活習慣を改善する為に市販薬を使うことと書きました。
風邪薬や胃薬といった、今出ている症状を治療する「治療薬」はもちろん、病気にならないように体力増強を促したり、体質改善の為の「予防薬」も必要になってきます。
ドラッグストア店長として治療薬を常備することも大事ですが、より強く推奨したいのが予防薬の常飲です。

例えば毎年インフルエンザにならないよう、予防注射を打たれる方も多いと思います。
それはインフルエンザになってからだと治療に時間がかかりますし、何より自分自身がしんどい思いをするのが嫌だから、ですよね。
それと同じで、病気になてから苦しまないよう、日々サプリメントや市販薬（滋養強壮剤など）を飲むことが大事なんです。